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鉄筋コンクリート造って?

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こんにちはー!

鉄筋コンクリート造って皆さんご存知ですか?ご存知な方も多いでしょうが、今日は鉄筋コンクリート造の特徴やよく聞く疑問などにについてお話していきますね

鉄骨造や木造との比較についても少し交えながらお話できればと思います

それでは今日も一緒に勉強していきましょう!

鉄筋コンクリート造とは

鉄筋コンクリート造(RC造)とはReinforced Concreteの頭文字を取ったもので、コンクリートの内部に鉄筋を組み込んだものです

なぜ組み合わせたのかですが

鉄筋は引っ張られる力に強く、圧縮される力に弱い特性があります

対してコンクリートは引っ張られる力に弱く、圧縮される力には強いです

そのため弱点を補える2つの構造を組み合わせているのです

これにより、強度を確保しつつ柔軟性を確保し建物の安全性を高めています

Q&A

ALC造って聞くことがあるけど違いが知りたい

A.ALCとは軽量気泡コンクリートのことです

Autoclaved Lightweight aerated Concreteの頭文字を取ったものになり、ALC自体はパネル材(建築材料)のため、構造体ではありません

ALCパネルは基本的に鉄骨造の外壁材と使われるものになりますが、コンクリート一種のため耐用年数は50年を超えるとも言われています

鉄骨造とどっちがいいの?

A.何をどういう目的で建てるかにもよりますのでどちらが良いというものではありません

鉄骨造の特徴は柱から柱までの距離を大きく取ることができるため、広い空間が取れます

また建設工期が短くできるため、建設費用は比較的RC造より抑えることはできます

ただし、建物の高さが高くなるとRC造と比べると揺れやすい建物になりますし

RC造に比べると建物イメージは軽快になります

RC造って寒くないの?

A.断熱処理を適切に行っていれば寒くありません

今でもコンクリート打放しの建物がお洒落と人気がありますが、外からも中からもコンクリートが剥き出しになっていれば寒いです

RC造って結露がひどいって聞くけど本当?

A.建物の構造上、結露はしやすいですが適切に対応すれば問題ありません

RC造は鉄骨造や木造と違い、高気密です

どういうことかと言うと、コンクリートの壁や床で囲われるため、外気の流通が極端に少なくなります

ですので、定期的に換気を行っていただくことで結露は防げます

SRC造ってなに?

A.SRC造とは鉄骨鉄筋コンクリート造のことです

つまり鉄筋コンクリートの構造に、さらに鉄骨を組み込んだものになります

これにより超高層ビルなどの大規模建築物に適しており、RC造よりもさらに耐久性を向上させた建物になります

鉄筋コンクリートの特徴

鉄筋コンクリート造の特徴についてお話していきます

耐久性に優れている

法定耐用年数が47年と各種構造の中でSRC造と同じく一番長く、建物自体かなり長持ちします

正しくメンテナンスをすれば築100年も超えるとも言われています

デメリットとして言うなれば、物持ちが良いが故に解体をする際費用が高くなります

遮音性に優れている

コンクリートは非常に高密度な建材ですので、遮音性に優れています

当然、木造や鉄骨造などでも遮音性を向上させる方法はありますが建材そのものが遮音性が高いと言うのはメリットの1つだと思います

気密性に優れている

RC造は気密性が高いです

またコンクリートは熱容量が大きいため一度温まると温度が下がりにくいです

熱容量とは温度変化の大きさを表すものです

熱容量が大きい⇨温度変化が緩やか 熱容量が小さい⇨温度変化が急

そのため、外気の流通も少なく熱容量が大きいことで温度を一定に保ちやすくなります

デメリットとして考えるならば換気を適切に行わないと結露しやすくなります

重厚感がある

RC造の外観の特徴の1つです

堅牢な建物になるため、重厚感がある建物になります

メリットとしては高級感がありますし、デメリットとしては重くるしく感じます

デザインの自由度が高い

工場加工で製作する鉄骨造の鉄骨とは違い、RC造は現地で工事を行うため自由度が高いです

またコンクリート自体は重いですが、強度が高いことも自由度を高める要因となっています

工事の工程としては鉄筋を組む⇨型枠を組む⇨コンクリートを流し込むなので、この工程さえクリアし法的に問題が無ければ自由自在なのです

工期がかかる

RC造はコンクリートを打設後コンクリートを乾燥させる期間が必要になるため工期が長くかかる傾向にあります

鉄骨造や木造との違い

法定耐用年数

木造は22年、鉄骨造は34年、鉄筋コンクリート造は47年となっています

法定耐用年数とは法律で定められたその資産の使用可能期間のことで、建物の寿命ではありません

資産として使用可能な期間が長いということは建物として長持ちしやすいということです

地震に対する揺れの違い

鉄骨造は建物を揺らすことで力を吸収し、RC造は揺れに耐えることで地震に対応します

木造は鉄骨造と同じように建物を揺らすことで吸収しますが、建物自体が軽量ですし階数も低層のため揺れ自体が比較的小さくなります

熱伝導

熱の伝えにくさは木材>コンクリート>鉄骨となります

つまり外気の温度変化に一番弱いのは鉄骨となり、一番強いのは木材となります

外壁材や断熱処理などにより室内への影響は大きく変わり、この順序は大きく変化します

まとめ

鉄筋コンクリート造についてお話してきました

以上参考になれば嬉しいです

ABOUT ME
マナボン
筋トレが趣味で建築士をしている2児(3歳・2歳)のパパ。 筋トレ歴は約3年(途中ブランクがありますが) おうちでできるモンテッソーリ教育を学びながら実践中です。