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耐震等級とは?戸建てやマンションでの違いがあるのか?わかりやすく解説

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こんにちはー!

筋トレが趣味で建築士をしている2児のパパ「マナボン」です!

今回は耐震等級についてご紹介していきたいと思います。

耐震等級とは

地震に対する建物の強さを示す指標のことで、等級1〜3までの3段階で評価されます。

住宅の品質確保の促進等に関する法律(いわゆる品確法)に基づいて決められたものになります。

違いは以下のとおりです。

耐震等級1

建築基準法による基準を満たす強さに設定されています。

つまり、現在の建物としては絶対に守るレベル(必要最低限)ということです。

建築基準法の基準とは昭和56年に改正された新耐震基準のことです。

必要最低限のレベルと言いましたが、実際人が住む上では十分なレベルになってます。

というのも等級1で想定されている地震のレベルが結構大きい地震を想定しているからです。

想定している地震レベルは2つです。

  • 数百年に一度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊しない程度(阪神淡路大震災と同程度の地震)
  • 数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度

耐震等級2

耐震等級1と比べて1.25倍の強さを示すように設定されています。

主な建物用途は学校や病院などの公共施設などです。

避難所などに指定されるような建物は耐震等級2以上を求められます。

耐震等級3

耐震等級1に比べて1.5倍の強さを示すよう設定されています。

主な建物は消防署や警察署、病院でも採用されることがあります。

避難所などに指定される建物は耐震等級2以上でしたが、こちらは災害拠点となるような建物などで採用されることが多い等級です。

コストによる差

一概には言えないため難しいですが、戸建住宅で耐震等級3を取得しようとするのであれば40〜100万円程度の追加費用が発生すると思われます。

理由は構造計算にかかる費用+住宅性能評価にかかる費用+耐震補強にかかる費用が発生するためです。

その他の建築物となると数百万〜の追加費用になるものと思われますが、実際に設計や工事を行う方にご相談いただいた方が確実です。

住宅で耐震等級をあげるメリットはあるのか

ではコストをかけるだけのメリットが戸建住宅にはあるのでしょうか。

メリット1.地震保険料が割引される

耐震等級1を取得すれば10%割引、等級2で30%、等級3では50%も割引が受けられます。

そもそも地震保険は必要か

私は不要派です。

メリット2.住宅ローン金利が優遇されることがある

フラット35SのAプランであれば10年間の金利が優遇されます。

フラット35とは住宅支援機構が運営する住宅用のローンで35年間固定金利を売りいしている商品のことです。

フラット35の他に50年間固定金利のフラット50もあります。

戸建住宅やマンションによる耐震等級の違いはあるのか

耐震等級そのものに違いはありません。

またマンションだから地震に強いということや、戸建てだから地震に強いということもありません。

違いがあるとすれば、建物構造による地震に対する強さになります。

まとめ

おさらい
  • 地震に対する建物の強さを示す指標のこと
  • 耐震等級1は建築基準法による基準を満たす強さ(現在では建物としての最低限のレベル)
  • 耐震等級2は耐震等級1と比べて1.25倍の強さ(学校や病院などに多い)
  • 耐震等級3は耐震等級2と比べて1.5倍の強さ(警察署や消防署に多い)
  • 耐震等級3にすると地震保険料と住宅ローン金利が優遇される
  • 耐震等級に戸建やマンションによる違いはない

今回は耐震等級とは何か、メリットはあるのかなどについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

以上、参考になれば嬉しいです!

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では、また!ありがとうございましたー!

ABOUT ME
マナボン
筋トレが趣味で建築士をしている2児(3歳・2歳)のパパ。 筋トレ歴は約3年(途中ブランクがありますが) おうちでできるモンテッソーリ教育を学びながら実践中です。