こんにちはー!
筋トレが趣味で建築士をしている2児のパパ「マナボン」です!
今回は魔の2歳児とも呼ばれる「イヤイヤ期」について一緒に学んでいきたいと思います。
突然ですが皆様、可愛い我が子、ある時期から少しづつ…何か言おうとすると「イヤ!」、言葉を出したら「イヤ」、何かお願いすると「ママ嫌い」
とにかく何をするにも「イヤ!」言われたことありますよねぇ。
私も、子どもが泣いているのでふと目を向けると「パパ嫌い!」このフレーズに何度枕を濡らしたでしょうか。(笑)
英語ではthe terrible two(直訳でひどい2歳)とすら言われる時期ですが、モンテッソーリ教育では秩序の敏感期と言われています。
実はこの秩序の敏感期こそ子どもの自立する心が芽生え始めたサインで、健全に育っている証拠。
でもそれだけで、毎日イヤイヤと拒絶されるストレスからは解放されないですよね。
この記事を読んでいただければ、子育てを少しだけ楽にする方法(子どもへの関わり方)がご紹介できると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- イヤイヤ期=秩序の敏感期とは何か
- なぜ「イヤ!」となのか
- 秩序の敏感期との関わり方
- 関わりを大切にすることで得られるメリット
目次
イヤイヤ期=秩序の敏感期とは?
順番・場所・習慣・所有者などに特に強くこだわる時期のことで、「いつもと同じ」がいい時期のことです。
具体的な例で言うとこんな感じです。
- いつも保育園には家を出てすぐに右に曲がるのに、今日は真っ直ぐだ!イヤだ!
- いつも右手から洗うのに、今日は右足からだ!イヤー!
- いつも白いお皿は2番目の引き出しにあるのに、今日は3番目だ!イヤだ!
- いつもお気に入りの絵本はこの棚にあるのに、今日は机の上に置いている!イヤー!
- いつもは自転車に乗ると保育所に行くのに、今日はスーパーだ!イヤー!
- いつもお家に帰ったらお風呂に入るのに、今日はご飯だ!イヤだ!
- お母さんの茶碗をお父さんが使っている!いや!
- 今日も明日もお気に入りのスカートが履きたい!
正直、大人からするとそんなことで?と思いますよね。
全員が全てのこだわりが出るわけでもありませんし、子どもによってこだわりの強さも違いますが、こういったことにこだわるのが秩序の敏感期です。
なぜ「イヤ!」となるの?
なぜ?子どもはこういった秩序にこだわり、イヤ!と拒絶するのでしょう。
それは秩序が安心感につながるためです。
秩序が安心?どういうこと?
子どもは世の中のことがわからないため不安いっぱいですが、秩序(いつも同じ結果になるもの)があることで、結果を予想することができため安心感を感じることができるんです。
大人も初めてすること、初めて行く場所には少なからず不安があったりすると思います。
ただ、今までの経験からある程度の予測ができ、いつもと同じ結果を得られる行動を取れるためパニックを起こすことは少ないです。
しかし子どもは経験がありませんし、自分の気持ちをうまく言葉で表すこともできません。
そのため、「いつもと同じ」な世界(秩序)が崩れると結果がわからないため、不安になって泣いたり・不機嫌になるんですね。
秩序の敏感期がくる時期は?
秩序の敏感期が到来するのは早い子で生後6ヶ月ごろから、終わりを迎えるのは長い子で4歳ごろまでで、ピークは1歳半ごろから3歳ごろまでと言われています。
ただ、個人差がかなり大きく、全く表面に出てこない子もいたりするようです。
こだわりが強い子は将来、段取りが良くなるとも言われていますので、楽しみが増えたと思えるといいですよね。
関わり方と得られるメリット
一見するとやっかいな秩序の敏感期ですが、子どもへの見方や関わり方を少し意識するだけできっと、子育てが少し楽になります。
オススメの関わり方
「いつもと同じ」を意識することです。
毎日、同じことを繰り返すことで結果が予想できるようになり、子どもは安心します。
ここで注意してほしいことが2つあります。
- いつもと同じ=しない日を作らないこと
- 親がさせたいことではなく、子どもが自分でできそうなこと1つに絞ること
いつもと同じということはどんな状況や環境であってもできなくてはいけません。
また親がさせたいことを優先すると、子ども自身がその行動に気持ちが向かわずいつもと同じが難しくなります。
秩序を大切にするメリット
秩序を大切にすることで親にも子どもにも2つのメリットがあります。
落ち着きを手に入れる
「いつもと同じ」がある環境は、先を予想できるため、安心感につながります。
結果を予測できる経験が増えていくことで子どもは落ち着きを手に入れることができ、安心して日常生活を過ごすことができるようになります。
論理的思考が手に入る
これを行う→この結果が得られるという経験が、世の中のルールを理解することにつながります。
小さなルールへの理解が積み重なることで、自分の思考を整理することにつながり、やがては倫理的思考を手に入れることにつながります。
まとめ
今回はイヤイヤ期についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
- イヤイヤ期とはモンテッソーリ教育では「秩序の敏感期」と捉えている
- 秩序の敏感期とは順番・場所・習慣・所有者に特に強いこだわりを見せる時期=いつもと同じにこだわる時期
- 秩序の敏感期は生後6ヶ月ごろからはじまり、4歳ごろまで見られる
- 秩序を感じることで子どもは安心するが、秩序がなくなると不安になり、不機嫌になる
- 秩序(いつもと同じ)を大切にし、意識した生活をすることで子どもは落ち着きと倫理的思考を手に入れることができる
以上、参考になれば嬉しいです!
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では、また!ありがとうございましたー!