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SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)とは?

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こんにちはー!

筋トレが趣味で建築士をしている2児のパパ「マナボン」です!

今回はSRC造について分かりやすくまとめていきます。

SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)とは

SRC造とはRC造(鉄筋コンクリート造)に鉄骨をプラスしちゃった建物のことで、Steel Reinforced Concreteの頭文字を取ったものです。

RC造(鉄筋コンクリート造)について分からない方は下記の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

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鉄筋コンクリートに鉄骨をプラスする意味はあるの?理由がよくわからないよ

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簡単に言うと鉄筋コンクリートではできないことができるようになるからです。

SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の特徴

大規模建築が可能になる

鉄筋コンクリートの構造に鉄骨をプラスすることで強度が増加します。

そのため同じ建物規模でも、RC造(鉄筋コンクリート造)よりもSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の方が柱や梁を小さく出来ます。

しかも強度も高い。

大規模建築物と言われる高層ビル、タワーマンションなどにはSRC造が多く用いられます。

耐震性・耐火性・遮音性に優れている

鉄筋コンクリート造に鉄骨造をプラスすることで、鉄骨独自の粘りが追加され地震にも強くなります。

また鉄骨がコンクリートで覆われているため、鉄骨の弱点である耐火性もカバーしています。

しかも、強度が非常に強いため鉄骨造のメリットであった柱同士の間隔(スパン)を大きく取ることがが可能になります。これにより柱の本数も減らすことが出来ます。

また鉄筋コンクリート造と同様に遮音性にも優れています。

鉄骨がプラスされたことによる遮音性の向上というのは正直ありませんが、RC造と同等の遮音性は確保できることが特徴です。

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柱や梁が減るし、耐震性や耐火性、遮音性もRC造と変わらないなら、なんでRC造や鉄骨造があるの?いっぱいあってもわからないし、SRC造だけでいいんじゃないの?

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当然デメリットもありますので、一緒に見ていきましょう。

建築コストが高い

SRC造は建築コストが高くなります。

鉄筋コンクリート造に鉄骨をプラスした構造ですから、単純に考えても鉄骨の材料費が上乗せされます。

また工事をする上でも鉄骨+鉄筋+コンクリートの工程が長くなり、手間がかなり増えるため手間賃としての工事費が増大します。

工程が増えるということは工事期間も長くなるため、現場を管理する共通費と呼ばれるものが増えることも工事費が増大する要因です。

特に近年は鉄材の価格が高騰しているため、更に建築コストが上がっています。

設計上の制約が厳しくなる

SRC造は複雑な構造になっています。

また鉄骨は工場製作で品質を確保するために様々な制約があります。

その制約の厳しい鉄骨をRC造に組み込むため、RC造ほど自由な設計が出来なくなってしまうという特性があります。

柱同士の間隔(スパン)は大きくなるので空間の自由度は増しますが、建物自体の自由度はRC造やS造にも劣る可能性があるということです。

施工技術が求められる

RC造やS造が簡単というわけではありませんが、設計上の制約が厳しくなるだけでなく施工上の制約も多くなるのがSRC造です。

施工の順番としては鉄骨の組立を行ってから、型枠、鉄筋、コンクリートという順番になりますが、鉄骨と鉄筋の取り合いに施工技術がかなり求められます。

鉄骨と鉄筋がひっついてしまうとコンクリートが充填されず、品質に直結します。

また場合によっては鉄筋が鉄骨を貫通するように鉄筋を配置しなければいけないため、事前に十分な施工検討が必要となることから知識と経験を要します。

まとめ

今回はSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)についてまとめてみました。

おさらい
  • SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)とはRC造(鉄筋コンクリート造)にS造(鉄骨造)を組み合わせたもの
  • 大規模建築(高層ビルやタワーマンションなど)が可能
  • 耐震性・耐火性・遮音性に優れている
  • 建築材料・工事期間が増えることによる建築コストの増加がある
  • 設計上の制約が厳しくなる
  • 施工技術が求められる

以上参考になれば嬉しいです。

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では、また!ありがとうございましたー!

ABOUT ME
マナボン
筋トレが趣味で建築士をしている2児(3歳・2歳)のパパ。 筋トレ歴は約3年(途中ブランクがありますが) おうちでできるモンテッソーリ教育を学びながら実践中です。