こんにちはー!
筋トレが趣味で建築士をしている2児のパパ「マナボン」です!
今回は日本でもよく耳にするようになった「モンテッソーリ教育とはなにか」について簡単にご紹介していきたいと思います。
モンテッソーリ教育とは
1870年にイタリア初の医学博士で幼児教育者のマリア・モンテッソーリが考案した教育方法です。
医学、生物学、心理学という幅広い学問を土台にして成り立っているため、人間そのものの興味・関心を大事にしています。
最大の特徴は子どもは自分で育つ力を持っており、その自分で育つ力を信じるという点です。
また子どもの発達には大きく分けて4つの発達モデルがあり、それぞれの発達モデルに合わせた環境を準備することが大切と考えられています。
自分で育つ力とは?
子どもというのは大人が教える存在ではなく、自分で育つ力を持っていると考えています。
- 二足歩行(バランスの取り方や歩き方を教えることなく歩けるようになる)
- 言語(親や周りの環境で話されている言語を生まれた時から吸収し始め話す練習をしながら話せるようになる)
- 文字(自分で形を見ながら見よう見まねで練習をしながら習得していく)
例を挙げるとキリがありませんので、割愛しますが、子どもは自己訂正を繰り返しながら自分で育っていけるんです。
つまり親が何かを教えるために準備したり、教材を買うことはありません。
親にできること(親がするべきこと)
モンテッソーリ教育では親がするべきことは子どもに教え込むことでも、教えたことができない時に叱ることでも、怒ることでもないと考えられています。
親がするべきことは子どもにあった環境を用意することだと考えています。
子どもにあった環境とは、子どもが自分でその事柄を行える環境です。
- 洗面所に手が届かない → 踏み台を用意する、子ども用の洗面台を準備する
- トイレに一人で座れない → おまるを準備する、補助便座・踏み台を準備する
- 服が一人で着れない → 脱ぎ着しやすいように袖周りや裾周り・腰回りがゆったりしたものを準備する、ボタンが大きくつまみやすいものを準備する
- 食べこぼしや遊んだ後のゴミが散乱する → 子どもサイズのちりとりを準備する
- 朝の準備ができない → 子どもの手の届くところにカバンや服などを置き、服は3種類程度に限定しておく(選択肢が多すぎると選べない)
などなど
上記ではご紹介しきれてませんが、大切なのは子どもサイズのものを準備することと大人が見本をゆーーーーーっくり見せることです。
「これをこうしながら、ここをひねって、ここを〜して」などの説明は必要ありません。
子どもは見て吸収しますが説明を一緒に聞くという複雑な動作を処理できるほど脳が発達していません。
大人が思う3倍以上遅いスピードでお手本を見せてあげてください。
親にできる環境づくりも一部ではありますが、参考になれば幸いです。
4つの発達モデルとは?
4つの発達モデルとは大人になるまでの24年間を6年ごとに分けてそれぞれの時期ごとでの特徴を考えたものです。
乳幼児期(0〜6歳) | もっとも大きく変化する時期。その後の人生を生き抜くための80%の力がこの6年間で身に付く。前期(0〜3歳)と後期(3〜6歳)にも分けられ少し特徴が異なる |
児童期(6~12歳) | 安定した時期。膨大な記憶が可能で、友達が一番なる時期 |
思春期(12〜18歳) | 心身ともに大きく変化する時期であり、不安定な時期でもある。まわりから浮くことを恐れる。 |
青年期(18〜24歳) | 安定した時期。社会に対して自分がどのように貢献できるかを考える時期。 |
これらの発達モデルに合わせた環境を準備することで、子ども自身が自分を成長させると考えられているのがモンテッソーリ教育の最大の特徴だと思っています。
まとめ
- モンテッソーリ教育とは1870年にマリア・モンテッソーリが考案した教育方法
- マリア・モンテッソーリはイタリア初の医学博士で幼児教育者でもあった
- 医学、生物学、心理学という幅広い学問を土台にしており、人間そのものの興味・関心を大事にしている
- 子どもは生まれたその時から自分で育つ力を持っていて、親はその力を信じることを重要視している
- 子どもは4つの発達モデルがあり、発達モデルに合わせた環境づくりが大切
今回は「モンテッソーリ教育とはなにか」についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
以上、参考になれば嬉しいです!
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では、また!ありがとうございましたー!