こんにちはー!
筋トレが趣味で建築士をしている2児のパパ「マナボン」です!
今回は建物の構造についてでサクッと確認できるよう、できるだけ簡単に分かりやすく解説していきます。
目次
RC造
鉄筋コンクリート造(鉄筋+コンクリートでつくられている建物)のことです。Reinforced Concreteの頭文字から来ています。
Reinforcedは補強されたという意味で、鉄筋・コンクリートそれぞれの弱点をお互いが補強し合っているため、英語ではReinforcedと付いたようです。
RC造は大きく分けて2種類の構造があります。
ラーメン構造
柱と梁でできたフレームを構造体としています。
特徴としては計画の自由度が高かったり、高層建築にも対応出来るなどの特徴があります。
壁式コンクリート構造
壁と床と屋根を構造体としています。
ラーメン構造はフレームを作っていますが、壁式コンクリート構造は面で箱を作っているイメージです。
特徴としては地震に強い、柱が無いため室内がすっきりしているなどの特徴があります。
S造
鉄骨造(柱や梁などが鉄材・鋼材でつくられた建物)のことです。鋼を意味するSteelの頭文字から来ています。
ちなみにALC造というのを耳にしたことがあるかもしれませんが、ALCというのは軽量気泡コンクリートパネルのことで、ALCパネルは基本的に鉄骨造の外壁として使われます。
そのため、ALC造というのは建物の造りがS造で建物の外壁がALCパネルということを表した造語になります。
税法上の法定耐用年数を考える場合には、ALCそのものは50年以上耐久性があるものとも言われていますが、鉄骨そのものの34年が一般的です。(厳密には鋼材の厚みで代わります。)
SRC造
鉄骨鉄筋コンクリート造のことです。その名前の通り鉄筋コンクリート造に鉄骨を組み合わせた構造です。
RC造やS造のみでは出来ない大規模建築などが可能になる構造です。
W造
木造のことです。木を意味するWoodの頭文字から来ています。
日本の戸建住宅では木造が一般的で、多くの戸建住宅では木造が多く採用されています。
木造と一括りに行っても工法は様々です。
木造軸組工法
在来工法とも言われています。日本の住宅はこの工法が一般的ですね。
木の柱・梁でフレームを構成する工法です。
RC造のラーメン構造と基本的な考えは同じですが、筋かいや耐力壁をつくりで地震などに耐える工法になっています。
木造枠組壁工法
2×4(ツーバイフォー)工法や2×6(ツーバイシックス)工法などがあります。
近年、日本においても戸建て住宅や賃貸住宅をメインに増えている工法です。
規格化された部材(2×4材や2×6材)で作られた木組の枠に、構造用合板を打ち付けて作り上げていく工法です。
こちらはRC造の壁式構造と同じく、壁や床が面として建物を支えるため耐震性が高いなどの特徴があります。
欧米の住宅では標準的な工法です。
丸太組工法
いわゆるログハウスです。
丸太を横に積み上げて作る工法で、主に平家で用いられる工法です。
定期的なメンテナンスが必要になったり、建築コストが高くなりがちなどの特徴があります。
木質ラーメン工法
住友林業がCMをしていることで有名になった工法です。
住友林業ではビックフレーム構法と呼んでいます。
いわゆる木造軸組工法の一種で、柱と梁を大断面にすることで木造のラーメン構造(筋かいが無い構造)を実現し、大空間がつくれるのが売りです。
組積造
石やレンガ・コンクリートブロックなどを積んで作る建物構造のことです。
補強コンクリートブロック造
コンクリートブロック内部に鉄筋を配置した建物構造のことです。
コンクリートブロックのみでは認められない高さまで積み上げたりが可能なのはこちらの構造です。
まとめ
今回は建物の構造種別についてできるだけ簡単にわかりやすくまとめてみました。
- RC造は鉄筋コンクリート造のことで、鉄筋とコンクリート組み合わせた構造
- S造は鉄骨造で柱や梁が鋼材や鉄材になっている構造
- SRC造は鉄筋コンクリートと鉄骨を組み合わせた構造
- W造は木造のことで、大きく分けると在来軸組工法・ツーバイフォー工法・丸太組工法がある
以上、参考になれば嬉しいです!
このサイトがいいなと思った方は友達にシェアしてもらえると嬉しいですー
また、毎日遊びに来てくださったり、コメントいただけると運営の励みになります!
よろしくお願いします!
では、また!ありがとうございましたー!